紀州原農園

弊社のサーバー引っ越しの為、しばらく更新ができずすみませんでした。

今 食品偽装が大問題となっています。

僕の住んでいる奈良県でも有名なホテルやレストランが産地偽装や商品名偽装が発覚してお詫びを繰り返しています。

先日の夕刊に高名なシェフが「誤解を恐れずに言えば、おいしくて安全なものは高いのが当たり前。消費者がこのことを理解しないとこれからもさらに巧妙に偽装された安い商品が生み出される可能性が高い」と消費者に訴えた文章が掲載されていました。

「おいしくて安全なものは高い。」

生産者の現場を見れば十分に納得できる話と思います。

そこで今回は、僕が大好きな完熟温州ミカンの生産者、紀州原農園についてお話しさせてください。

原さんと知り合ったのは2002年。

エスプレッソマシンのネットショップとして歩み出して間もないころでした。

子供のころから無類のミカン好きで中でも、ピンポン玉大の小玉ミカンの濃厚な甘さに魅せられておりました。

地元天理ではあまり見かけず、(ネット通販のほとんどない時代でしたので)出張で訪れた土地の果物屋さんの店先を覗いては小玉ミカンを探していたのを覚えています。

ある日、何かのきっかけで紀州田辺にある原農園さんに小玉ミカンがあることを知り1箱送っていただきました。

あまりのおいしさに驚いた僕は早速、原さんの農園を訪れその手間のかけようにさらに驚き、その場で販売契約をお願いした次第です。

紀州原農園さんについてはこちらから。

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紀州原農園さんでは、ミカンへの日当たりを良くするために山の急斜面で柑橘類の栽培をしています。

そのため重機を入れることができず、毎日の柑橘のお世話はすべて人の手でおこなわれます。

雨の日も雪の日も 切れるような強い風が吹く寒い冬も じりじりと焦げるような南国の強烈な日差しの夏も毎日です。

さらに食の安全の為、魚粕/菜種油/骨粉などを中心に無化学肥料のみを使用し、農薬もできるだけ使いません。

種類によっては1個づつ袋がけしたり、木や葉に付いた害虫は殺虫剤による駆除ではなく人の手で取り除いておられるようで、大変な手間をかけておいしく安全な柑橘を育てていただいています。

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僕は毎年、年末のご挨拶と柑橘の生育具合を拝見しに原農園を訪れますが段々畑を見回って歩くだけで息が切れ足も吊りそうになります。

(私が訪問する日はうれしいことにほとんどが晴天で、息を切らして到着した段々畑の頂上から見下ろす南紀の真っ青の海に穏やかな波と陽の光で一面が銀色に輝く様は息をのむ美しさです。)

また実際に人の手で全ての農作業をされている姿を拝見し「おいしくて安全なものは高い」冒頭のシェフの言葉は原さんの仕事ぶりを見れば思わずうなずいてしまいます。

先日、いつもお世話になっている近江牛専門のお肉屋さんのFacebookに格付け牛のセリ価格が高騰したとありました。

原因は、ホテルなどが偽装せずに良い物を仕入れだしたからではないかと。

でも、セリ価格が上がってもホテル側は材料の値上がりに対してなかなか了承しないからまた巧妙な偽装が行われるのではないか・・・・とのこと。

今後さらに、農産物、魚介、肉など「おいしく安全な食材」の価値があがるでしょう。

それゆえに生産者は今までと同じく自らの生産物に誇りを持っておいしく安全なものを作り続けていただきたいです。

またそれを販売する側は、不当に高く売らない倫理観とその生産物がどのように育てられたかの情報を正しく消費者に伝えること。

そして、消費者は日がたって偽装問題が落ち着いても、安さだけで消費行動を決めずに、安い物であればあるほど疑問を持つ嗅覚が必要に思います。

言うは易しでとても難しいことなのですが、作り手、売り手、買い手3者がおいしく安全なものを守るという意識を持たないとこの問題はまた繰り返される気がします。

おいしくて安全なものは尊いのです。

紀州原農園さんの完熟温州小玉ミカンはあと少しで完売だそうです。

また、原さん自らが食べごろを収穫した柑橘詰め合わせも予約開始です。

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ABOUTこの記事をかいた人

上田 隆

1959年奈良県天理市に家電販売店の2代目として生まれる。関西大学第一高等学校・関西大学卒。1987年株式会社大一電化社社長就任。その後は会社ヒストリー見てね。趣味は、オーケストラ演奏(トランペット)と読書。