トリエステの展示会

昨秋のトリエステでのエスプレッソマシンとその部品、コーヒー豆が中心の小展示会。

二日間くまなく回りましたが、実は僕が日本に紹介したいと思うような目新しい会社は見つけられませんでした。

僕が日本のお客様にお届けしたいエスプレッソマシンは、マニュアルタイプです。

つまり、人間の手で挽きたてのパウダーを詰めて抽出しスチーミングするプロ仕様。

家庭用であってもマシンのパワーこそ違いますが基本は同じタイプをお勧めします。

理由は「本物のエスプレッソとカプチーノを飲んでいただきたい」から。

イタリアでは今でもこのマニュアルタイプが主流に感じますが、日本ではチェーン店を中心に全自動タイプ(ファミレスにあるようなワンボタンタイプ)と家庭用を中心にカプセルタイプやPOD式マシンがシェアを広げています。

おいしさよりも手軽さが優先されるということなのでしょう。

ご存知のようにコーヒーカプセルは、アルミニュウムやプラスチック、ポリプロピレン系の容器に入ったコーヒーパウダーや紅茶葉で、そこに香料を加えることで多くのバリエーションメニューを楽しめるようになっています。

ただ、カプセル形状が各メーカー独自規格なので、専用のエスプレッソマシンが必要です。

POD型は、コーヒーパウダーを不織布のカプセルに詰めたもので、共通規格があるので使えるマシンは多く存在します。

最近、コーヒー豆、飲料会社がPOD式コーヒーよりも、カプセル式のエスプレッソマシンを充実させているのは、一度エスプレッソマシンを買ったら同じメーカーのカプセル以外は使えないので、継続してそのメーカーのカプセルを買い続けることになるという、メーカーサイドの営業メリットが大きいことが理由の一つです。

この展示会でも、多くの中近東系やアジア系のメーカーがカプセル型エスプレッソマシンとカプセルを展示していました。

トリエステ6

熊のようなアラブ人が唾飛ばして説明してくれ、キャラメル味、シナモン味、ソルト味、ペッパー味、チャイティー味などコーヒーや紅茶飲料で20種類ほどのカプセルがあり次から次に試飲させてもらいました。

が、僕にはどれもおいしいとは思えず、自分がおいしいと思えないものを売るわけにはいかないなと思いました。

隣のブースには、イタリア各地の味自慢のコーヒー豆の試飲会があり、挽きたてのエスプレッソをバリスタがマニュアルマシンで抽出して飲み比べます。

出品企業はイタリア北部のコーヒー焙煎会社が多かったので酸味の強いエスプレッソが多かったです。

トリエステ7

テーブルには、アンケートと採点表があり、焙煎豆会社のオーナーや担当者といろいろと話をすることもできます。

トリエステ8

カプセルコーヒーで辟易した後に本物のエスプレッソを飲んで、改めてその味の違いに驚いたのでした。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

上田 隆

1959年奈良県天理市に家電販売店の2代目として生まれる。関西大学第一高等学校・関西大学卒。1987年株式会社大一電化社社長就任。その後は会社ヒストリー見てね。趣味は、オーケストラ演奏(トランペット)と読書。