素晴らしき哉、人生!

あけましておめでとうございます。

皆様には昨年もたいへんお世話になりありがとうございました。

さて、今年最初の社長ブログです。

昨年3月に尊敬する地元の先輩経営者と食事をする機会がありました。

その先輩の会社はこの10年あまりで急成長して今もなお成長し続けております。

僕は、先輩の会社が急激に店舗数や社員数が増加するなかでどのように社員のモチベーションを向上させ、気持ちを一つにまとめていかれたのか、その秘訣をどうしても知りたく失礼を承知でお聞きしました。

その先輩は、「全社員向けの毎月の給料袋に社長からのメッセージを同封した。そのメッセージでは自分が描く会社の将来像や夢を全社員に語り、それを社長を後継するまで約10年近く休まずに続けた」とお話しくださいました。

僕はその話にとても感銘を受け、真似することのお許しを得、さっそくその翌月から僕からのメッセージを全スタッフの給料袋に同封することにしました。

メッセージのタイトルは本社ショールームにちなんで「Dolceamaroの風」と名づけました。

「Dolceamaroの風」には、その時の会社の状況はもちろん、僕の考え方や価値観、会社が進むべき方向性や夢を全てのスタッフとそのご家族にも共有していただきたいという願いを込めています。

昨年4月 第1回のメッセージ

僕の文章はいつも長く理屈っぽいので最後まで読んでくれているか気になるところですが、心なしか最近スタッフ全員のベクトルが以前にも増して揃ってきたように感じています。

僕の勘違いでなければ、本当に心強いしうれしいことです。

そこで、この社長ブログでも、時々は「Dolceamaroの風」の一部をご紹介しようと思います。

この社長ブログは弊社のお客様や応援してくださる全国バリスタとバリスタを目指す若者たち、そして多くの会社の経営者、取引企業や上田の個人的なお友達、さらには競合他社の方々など様々な立場の方にお読みいただいています。

僕の考え方や価値観は大一電化社のそれとイコールであるはず(あるべき)なので隠すこともないだろうと思って、少し恥ずかしいのですが社長ブログに書くことにいたしました。

というわけで、2018年年初の社長ブログでは、直近の昨年12月下旬に全スタッフへの給料袋に同封した「Dolceamaroの風」の後半部分を全文掲載します。

Dolceamaroの風(2017年12月23日)

・・・・・・。

さて、ちょうどクリスマスなので、子供の頃この時期に偶然テレビで見て大好きになった映画のことをお話しします。

とても古いアメリカ映画で「素晴らしき哉、人生!」というモノクロ映画です。

最近のウィル・スミス主演の物ではなく原題「It’s a Wonderful Life」1946年のフランク・キャプラ監督 ジェームス・スチュアート主演の古き良き時代のハリウッド映画です。

あらすじを簡単に書くと。

主人公のジョージは子供のころから正義感にあふれ周りにやさしく、小さな善行をたくさん積んできました。

その後結婚し、事業にも成功しましたがクリスマス・イヴの朝、大切な預金を紛失してしまいます。

このままでは帳簿に穴があき、横領罪に問われ刑務所入りになる恐れが。

それ以外にも不運が重なり悩んだ彼は保険金で大金の穴埋めをしようと川に飛び込み投身自殺を図りますが神様の命を受けた天使が彼を助けます。

天使は、もはや何もかも嫌になっているジョージに生きるよう説得するため、ジョージが今まで行った善行のおかげで回りがどれだけ幸せになったのか彼の知らない多くの後日談を見せます。

それでも絶望している彼は「自分なんかこの世に生まれないほうが良かった」と悲観するのです。

そこで天使は、彼の望みどおりに彼が存在していなかった世界にジョージを送り込みます。

彼がいた世界では幸せだった人々が、彼のいない世界では皆がいがみ合い不幸になっていて、町も変り果て廃れていました。

そんな有様を見せつけられたジョージは自分の存在価値を認識し生きていく勇気を得、元の世界に戻りたいと天使に懇願します。

元の世界に戻されたジョージを待っていたのは、今まで彼に救われた町の人たちや友人たちが、彼を助けようと集めた多額の寄付金。

そのお金で紛失したお金は返済できました。

多くの人から愛されていたジョージは命も事業も皆に助けられたわけです。

寄付金の中には天使からのメッセージ「友あるものは失敗者ではない」という言葉が残されていました。

というハートフルなファンタジー映画なのです。

 

存在意義

この映画のテーマの一つである「自分が存在していることで回りが幸せになったか」という視点は社会における自身の存在意義を問うわけで、もしかしたら人間の潜在的な欲求であり人生の最終目的なのかもしれません。

会社もそうです。

大一電化社があることでスタッフの皆さんは、カフェ業界は、バリスタたちは、新規開業を目指す人たちは、この地域は、この国は、少しでも幸せになっているのだろうか。

その為には私たちは日々どこに軸足を置き、発想や行動の起点や目的はどうあるべきなのか。

という謙虚な日々の問いかけが重要だとおもうのです。

こういう話をすると、だったらもっと徹底的に安くしてお客様に喜んでいただくという考えも出てきます。

実は子供の頃の僕は本気でそう思っていました。

「人の為というのならもっと安く売ればいい、無料だともっといい・・・。」

当然ですがその延長は会社の倒産であり、従業員とその家族や取引先や結局お客様にも多大な迷惑をかけてしまいます。

 

 

誰かが自分を少しでも幸せにしてくれるとき自然と「ありがとう」という言葉が出ると思います。

数年前にブラック企業と言われて最近は業績不振ですが、居酒屋のワタミは創業期に「世界一<ありがとう>を集める会社」を目指しました。

お客様から「ありがとう」と言っていただけるサービスの提供。

社内でも「ありがとう」と言い、周りからも言ってもらえる関係。

とても分かりやすい指標とおもいます。

仲間同士で「ありがとう」と言葉を掛け合う情景は見ているだけで気持ちの良いものです。

スタッフ同士も取引先からも、そしてお客様からも「ありがとう」が飛び交う会社ってすばらしいとおもいます。

相手の存在を認めて感謝するから「ありがとう」なのです。

そして皆が幸せになっていく。

これぞ「素晴らしき哉、人生!」ですね。

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社長ブログをお読みいただいている皆様。

本年も大一電化社をどうぞよろしくお願いいたします!

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ABOUTこの記事をかいた人

上田 隆

1959年奈良県天理市に家電販売店の2代目として生まれる。関西大学第一高等学校・関西大学卒。1987年株式会社大一電化社社長就任。その後は会社ヒストリー見てね。趣味は、オーケストラ演奏(トランペット)と読書。