テラコッタ・ベネチアーネ

2012年に仕事でヴェネツィアに行ったときのことです。

ヴェネツィアの古い街並みを散歩すると、家々の玄関や門の中央に大理石のライオンやクジャクや花の紋様が埋め込まれています。

それは、運河のゴンドラに乗っても見えるほどの大きさで家紋としてその家を象徴しているように感じられました。

これは、ミラノやナポリの街には見られなかった風景です。

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翌日、べネツィアは大雨になりそのうえ10年に一度の大規模なアックア・アルタがやってきてサンマルコ広場はもちろん、町中が水没したかのようでした。

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翌日、水が引いた街を歩いていて偶然入ったとある店舗。

お店の壁中に昨日見た紋章のテラコッタのレリーフがかけられています。

剣や書物を持ったライオン。

ライオンは全身のものもあれば顔の正面と周りに色とりどりのガラスがはめ込まれたものもあります。

孔雀、花、飾り窓、神話のグリフィンなど、どのデザインも歴史と伝統が感じられる重厚さがあり細工も精巧です。

風合い、色、表面の仕上がり、ガラスの色や形など微妙に個性があり、これは工場での大量生産ではなく一つずつ丹精込めて職人が作った作品なことはすぐにわかりました。

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奥から40歳前後の店主らしき男性が現れました。

名はジョバンニというそうです。

彼によると、これらヴェネツィアの伝統の紋様は、昔から伝わる型枠があり、ジョバンニはその型を使って1品ずつ手作りで制作しているとのこと。

昔は、ヴェネツィアを中心にイタリア各地に多くの職人がいたらしいのですが、今ではイタリア中でこのヴェネツィアのジョバンニ一族だけが作っているのだそうです。

僕は仕事柄イタリアの製品に触れる機会が多いのですが、これらの作品は、まだ日本では見たことがありません。

以前、ガーデニング用品の通販サイトで中国製のライオンの顔に似せたテラッコッタを売っているのを見たことがありました。

獅子舞のようなチャイニーズなデザインと粗雑な仕上がりと、なんとも珍妙な商品でしたがそれをなんと20万以上の高額で売っていて驚いた記憶があります。

目の前にあるこれらの作品は、ヴェネツィアに昔から伝わる型枠と素材で作られた本物です。

装飾のガラスもムラーノ島のヴェネツィアンガラスを使用しています。

もしも、これらの作品が日本で手に入ったらカフェやレストランの内装、外装にとても効果的なアクセントとして使用できると思います。

テラコッタなので、庭にさりげなく置いてもいいし、レンガ塀に埋め込んだり、日本の黒塀や漆喰に取り付けてもきれいです。

小さな作品は写真スタンドを工夫して立てかけることもできます。お部屋の飾りとしてもとても存在感を発揮します。

ジョバンニのこの作品は、イタリアでしか販売されていないということでしたが、日本のお客様が必ず喜んでいただけると確信し日本での販売の許可を得ることができました。

でも、先の中国のライオンではないですが、20万の高額ではなかなか手が出ません。

それに、種類が少ないと色々なニーズに対応できず、多くのお店やお家や庭で採用していただけません。

多くの種類から選べるようにするとなると受注生産しか無理です。

販売が安定して来ればよく売れる商品は在庫を置けるのですが、すぐにはむつかしいでしょう。

受注生産だと、制作に2か月近くかかるらしいので飛行機便です。

もともとの製品がこだわりの美術品だけに高額なのに加え、送料も飛行機便となると一体いくらになるでしょうか。

弊社のエスプレッソマシンの航空便を活用するとか、いろいろな手を駆使して、納得いただける価格での提供を実現しました。

今年になって、弊社のショールームのガーデンを作ることになり、是非このテラコッタ・ベネチアーネを使いたいと思いました。

ガーデナーの猪鼻氏に相談し、実際に使ってみたら写真のように素晴らしい景観になりました。

これは多くのお客様にお勧めできます。オーダーいただいてからの制作し飛行便で運びます。

少なくとも2か月はかかると思いますので、余裕をもってご注文ください。

実物をご覧になりたい方はどうぞドルチェアマーロへ。その素晴らしさに圧倒されると思いますよ。

テラコッタ・ベネチアーネはこちらのサイトから。

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ABOUTこの記事をかいた人

上田 隆

1959年奈良県天理市に家電販売店の2代目として生まれる。関西大学第一高等学校・関西大学卒。1987年株式会社大一電化社社長就任。その後は会社ヒストリー見てね。趣味は、オーケストラ演奏(トランペット)と読書。